家族葬の葬儀を成功させる!流れ・費用・参列者の範囲・会社対応・マナーをプロが解説|姫路の小さな家族葬は【稲田屋】

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コラム

家族葬の葬儀を成功させる!流れ・費用・参列者の範囲・会社対応・マナーをプロが解説

2026.01.06

目次
  1. 家族葬とは何か 基本の意味と一般葬との違い
  2. 家族葬の葬儀の全体像 準備から納骨までの流れ
  3. 家族葬の費用相場と内訳 失敗しない予算の立て方
  4. 家族葬の参列者の範囲の決め方 どこまで呼ぶかの判断基準

家族葬の葬儀を成功させる

家族葬の葬儀を成功させる!流れ・費用・参列者の範囲・会社対応・マナーをプロが解説

「家族葬でどんな流れになるのか」「費用はどれくらいかかるのか」「参列者はどこまで呼べばよいのか」「勤務先や取引先にはどう対応すべきか」「服装や香典などのマナーは一般葬と違うのか」――この記事は、こうした家族葬にまつわる疑問を、準備から葬儀当日、火葬・初七日法要・納骨までの一連の流れに沿って、プロの視点で分かりやすく整理した総合ガイドです。

結論から言うと、家族葬を円滑に進めるポイントは「参列者の範囲」「費用の優先順位」「会社・取引先への説明」「喪主や家族のマナーと心構え」を早い段階で整理し、一貫した方針で周囲に伝えることです。誰を呼ぶかは故人と遺族の意向を最優先しつつ、親族・友人・近所・勤務先ごとに基準を決めて案内すれば、トラブルを防ぎやすくなります。また、葬儀社のプラン内容と見積書を正しく比較し、不要なオプションを外していくことで、費用を抑えつつも満足度の高い家族葬にすることが可能です。

この記事ではまず、「家族葬とは何か」を一般葬・直葬・一日葬との違いから解説し、通夜式・告別式・火葬場での流れ、自宅安置と斎場安置の選び方、葬儀社との打ち合わせで確認すべきポイントを具体的に紹介します。合わせて、祭壇・式場・料理・返礼品などの費用内訳や香典・香典返しとの関係、弔電・供花の辞退の伝え方、香典辞退の際の注意点など、実務的な視点も網羅しています。

さらに、家族葬の参列者側のマナーとして、喪服・略礼装・平服の目安、香典の基本的な考え方、焼香や献花の作法、避けるべき言葉遣いを整理するとともに、喪主・ご遺族としての挨拶のコツや参列者への気配り、写真撮影やSNS投稿への配慮の仕方も解説します。故人や喪主が会社員の場合の社内連絡のタイミングと文面例、取引先・顧客への案内の仕方も紹介するため、「会社としてどう対応すればよいか」もこの記事だけで把握できます。

最後に、家族間で話し合っておきたい希望や優先順位、エンディングノートや生前相談の活用、宗派や菩提寺への事前確認事項、訃報発生直後から葬儀後の手続きまでをチェックリスト形式でまとめ、よくある疑問へのQ&Aも用意しました。この記事を読み進めれば、家族葬の基本から実践的なマナー・会社対応・費用の考え方まで、一通りの全体像がつかめ、「何から手をつければいいのか分からない」という不安を減らしたうえで、納得のいく家族葬のかたちを選べるようになります。

家族葬とは何か 基本の意味と一般葬との違い

家族葬は、近年急速に広がっている葬儀のスタイルですが、「一般葬との違いがよく分からない」「どこまでが家族葬なのか判断しづらい」と感じる方も少なくありません。まずは家族葬の基本的な意味と、一般葬・直葬・一日葬との違いを整理しておきましょう。

家族葬の定義と呼び方の違い

法律や公的な基準で「家族葬」が定義されているわけではなく、葬儀社ごとに細かな捉え方は異なります。一般的には、故人のご家族やごく近しい親族・友人だけで執り行う、小規模で私的な葬儀形式を指します。

「家族葬」という名前から「家族以外は呼べない」と誤解されがちですが、実務上は故人と深いご縁のあった友人や、どうしてもお別れしたい方を少人数で招くことも多くあります。また、「親族葬」「密葬」といった呼び方が使われることもありますが、近親者中心で行う点は共通しており、葬儀の流れ自体は一般葬と大きく変わりません。

一般葬と家族葬の違いとメリットデメリット

一般葬は、故人の親族だけでなく、友人・近所・勤務先・取引先など広い範囲に訃報を知らせ、多くの参列者を迎える葬儀です。社会的なつながりを重視し、「お世話になった方々にきちんとお別れの場を用意する」という性格が強くなります。一方で家族葬は、参列者の範囲を限定し、静かな環境で家族が故人との時間をゆっくり持てることが特徴です。

項目 一般葬 家族葬
参列者の範囲 親族・友人・近所・会社関係・取引先など広範囲 家族・親族・ごく親しい友人が中心
規模と雰囲気 参列者が多く、儀礼や受付対応が中心になりやすい 人数が少なく、落ち着いた雰囲気でお別れしやすい
費用の傾向 式場・料理・返礼品などの費用が大きくなりやすいが、香典で一部相殺されることもある 全体の費用は抑えやすい一方、香典が少なく自己負担が増える場合もある
メリット 社会的な付き合いに配慮しやすく、弔問の機会を広く提供できる 気兼ねなく故人との時間を持てるうえ、準備や会社対応の負担も軽くしやすい
注意点 対応する範囲が広く、喪主や家族の心身の負担が大きくなりがち 参列できなかった知人・会社関係から「知らせてほしかった」と不満が出るリスクがある

このように、家族葬は「規模の小さい一般葬」と考えると分かりやすく、流れやマナーは基本的に同じです。そのうえで、費用や参列者の範囲、会社への対応の仕方をどうするかを家族で話し合って決めていくことが大切です。

直葬一日葬との比較と向いているケース

家族葬と混同されやすい形式として、「直葬(火葬式)」と「一日葬」があります。直葬は通夜や告別式を行わず、火葬炉前で短いお別れのみを行う形式で、一日葬は通夜を省き、告別式と火葬を一日で行うスタイルです。

形式 式の有無 向いているケース
家族葬 通夜・告別式を家族中心で実施 きちんと葬儀の流れを踏まえつつ、参列者を絞りたい場合
一日葬 通夜なし、告別式のみを一日で実施 高齢の参列者が多い場合や、仕事・学校との調整をしやすくしたい場合
直葬(火葬式) 通夜・告別式なし、火葬のみ 宗教色を抑えたい場合や、費用を最小限にしたい・参列者がごく少ない場合

「静かに見送りたい」のか「費用を抑えたい」のか「日程の負担を軽くしたい」のかによって、家族葬・一日葬・直葬のどれが適しているかは変わります。まずは故人や家族の希望を整理し、それぞれの形式の特徴を踏まえて検討することが重要です。

家族葬の葬儀の全体像 準備から納骨までの流れ

家族葬の葬儀の全体像 準備から納骨までの流れ

家族葬の流れは一般葬と大きくは変わりませんが、参列者が限られるぶん、事前準備と家族間の共有がより重要になります。ここでは、訃報から安置・通夜・告別式・火葬・初七日・納骨までの一連の流れを時系列で整理します。

訃報から安置までの流れと注意点

ご逝去後は、医師による死亡確認と死亡診断書の受け取り、葬儀社への連絡、ご遺体の搬送と安置という順で進みます。時間帯を問わず対応してくれる葬儀社かどうかを確認しておくと安心です。

段階 主な内容 確認したいポイント
訃報直後 死亡診断書の受領・親族への第一報 連絡する範囲を家族で即座に相談する
搬送依頼 葬儀社または搬送専門業者へ連絡 搬送先(自宅か斎場か)をその場で決めておく
安置 枕飾り・線香の準備・僧侶の枕経依頼 宗派や菩提寺の有無を家族で確認する

病院での対応とご遺体の搬送

病院で紹介された葬儀社だけでなく、事前に検討していた葬儀社にも連絡し、搬送費用や到着時間を比較して決めると安心です。搬送時には、貴重品・入院費の精算・お薬手帳など、後の手続きに必要なものを忘れずに持ち帰ります。

自宅安置と斎場安置の選び方

自宅安置は、故人を住み慣れた場所で見送れる一方、スペースや近隣への配慮が必要です。斎場安置は、保冷設備や面会室が整い管理も任せられるため、高齢の遺族が多い場合やマンション住まいの場合に選ばれやすい方法です。面会できる時間帯や宿泊の可否も事前に確認しましょう。

家族葬の打ち合わせと葬儀社選びのポイント

安置が落ち着いたら、喪主候補と主な親族で集まり、葬儀社と打ち合わせを行います。日程・会場・宗派・参列者の範囲・予算を整理し、家族葬の方針を共有することが重要です。

葬儀社に伝えるべき希望と確認事項

打ち合わせでは、故人の人柄や希望、家族の予算感、「どの程度まで参列者を呼ぶか」「通夜振る舞いをどうするか」といった点を具体的に伝えます。また、菩提寺の有無、戒名やお布施の相談を葬儀社経由で行うかどうかも決めておきます。

プラン内容と見積書のチェック方法

見積書では、祭壇・式場使用料・火葬料・遺影写真・棺・骨壺・人件費などが「基本プラン」に含まれているかを確認し、ドライアイス追加、マイクロバス、料理や返礼品などの「追加費用」がどの程度発生しうるかをチェックします。総額と一人あたりの目安金額を両方確認すると、家族葬でも費用感を把握しやすくなります

通夜と告別式 家族葬の式当日の流れ

家族葬でも、通夜・告別式の基本的な進行は一般葬と同様です。ただし参列者が少ないため、読経や焼香の時間にゆとりが生まれ、故人とのお別れの時間を長く取れることが多くなります。

通夜式から通夜振る舞いまでの進行

通夜は、開式前の受付・着席から始まり、僧侶の読経、焼香、喪主挨拶という流れが一般的です。その後の通夜振る舞いでは、簡素な料理や飲み物を囲みながら、故人の思い出を静かに語り合う時間として過ごします。家族葬では、親しい人だけでゆっくりと過ごせるよう、時間に追われない進行を心がけます。

告別式から火葬場での流れ

告別式では、読経・焼香の後、お別れの儀として花入れを行い、故人の愛用品を納めます。出棺時には喪主が参列者へ挨拶をし、霊柩車で火葬場へ向かいます。火葬終了後、収骨室で遺骨を骨壺に納め、自宅または斎場へ戻ります。

火葬から初七日法要納骨までの流れ

火葬後は、後飾り祭壇を自宅に設け、白木位牌と遺骨を安置します。初七日法要は、当日に繰り上げて行う場合と、命日から七日目に別途営む場合があり、菩提寺や家族の都合で決めます。納骨は、多くの地域で四十九日法要前後に行われますが、墓地や納骨堂の準備状況によって時期が前後することもあります。納骨日程や埋葬許可証の管理は、葬儀後の重要な手続きとして早めに確認しておきましょう

家族葬の費用相場と内訳 失敗しない予算の立て方

家族葬の費用相場と内訳 失敗しない予算の立て方

家族葬の費用は「どこまで、どのような内容で行うか」で大きく変わります。全体の相場と内訳を把握し、優先順位を決めておくことで、無理のない予算で満足度の高い葬儀が行えます。

家族葬の葬儀費用の全国相場

家族葬(通夜・告別式あり)の総額は、地域や人数によって差がありますが、葬儀社への支払い・火葬料・お布施などを合わせておおむね50万〜150万円程度に収まるケースが多いとされています。直葬や一日葬を選べばさらに抑えられますが、その分お別れの時間や儀式の内容は簡略化されます。

同じ「家族葬」でも、式場のグレードや祭壇の規模、参列者の人数によって費用は大きく増減するため、相場はあくまで目安として考え、必ず見積書で確認しましょう。

家族葬の費用内訳 祭壇式場料理返礼品など

家族葬の費用は、主に「葬儀社への基本料金」「人数で増減する費用」「寺院へのお布施など」に分けて考えると整理しやすくなります。

費目 目安の金額帯 主な内容
基本プラン費用 30万〜80万円前後 祭壇・棺・骨壺・遺影写真・火葬手配・運営スタッフなど
式場使用料 5万〜20万円前後 葬儀会館や公営斎場の使用料
安置料・搬送費 数万円〜 病院からの搬送、安置室使用料、ドライアイス代など
料理・飲み物 1人あたり3,000〜1万円前後 通夜振る舞い・精進落としの料理、飲み物
返礼品・会葬礼状 1人あたり1,000〜5,000円前後 香典返し、即日返しの品、礼状印刷
火葬料 自治体により数千〜数万円 公営・民営火葬場の利用料
お布施など 数万〜数十万円 お布施・お車代・御膳料(宗派や地域で大きく異なる)

基本プランに含まれる内容

多くの葬儀社では家族葬用のセットプランを用意しており、祭壇・棺・骨壺・遺影写真・納棺補助・式進行・火葬場案内などが含まれます。ただし、霊柩車やマイクロバス、ドライアイスの追加分、安置日数の延長などは別料金となることもあります。見積書では「プランに含まれるもの」と「含まれないもの」を必ず確認し、不明点はその場で質問することが重要です。

追加費用がかかりやすいポイント

安置期間が長引いた場合の安置料・ドライアイス代、参列者が想定より増えた場合の料理・返礼品代、祭壇や棺のグレードアップ、深夜・早朝の搬送割増、貸し喪服やヘアメイク、送迎バスの増便などは、想定外の追加費用になりやすい項目です。オプションを追加する前に、総額がいくらになるのかを書面で確認してから判断することで、予算オーバーのトラブルを防げます。

葬儀費用を抑えつつ満足度を高めるコツ

まず「故人らしさを大切にしたい」「家族中心で静かに送りたい」など、家族葬の目的と優先順位を家族間で整理しましょう。そのうえで、式場のグレードよりアクセスや安さを重視する、公営斎場や一日葬を検討する、祭壇のボリュームを抑えて生花を増やすなど、こだわる部分と削る部分をはっきりさせると無駄な出費を減らせます。

事前に複数の葬儀社から相見積もりを取り、プラン内容・総額・追加料金の条件を比較することが、費用を抑えつつ安心できる葬儀社を選ぶ一番の近道です。生前相談や事前見積もりは無料のことが多く、いざというとき慌てずに済みます。

香典と香典返し 家計への実質的な負担感

家族葬では参列者を限定するため、香典の総額は一般葬より少なくなる傾向があります。一方で、香典返しや会葬返礼品の数も減るため、その分の支出も抑えられます。香典辞退とする場合は香典による補填が一切なくなるため、香典を辞退するなら葬儀費用の全額を自己負担する前提で、無理のない予算を組むことが大切です。

香典を受け取る場合は、半返しを基本に地域の習慣やマナーを踏まえて金額設定を行い、家計全体で見た実質的な負担額をシミュレーションしておくと安心です。

家族葬の参列者の範囲の決め方 どこまで呼ぶかの判断基準

家族葬は「小規模=誰にも知らせない葬儀」ではなく、故人と遺族が落ち着いてお別れをするために参列者を絞った葬儀形式です。参列者の範囲は、故人の遺志・喪主や遺族の体力と時間・会場の収容人数・予算・地域や宗教の慣習を踏まえて総合的に決めます。「誰を呼ぶか」だけでなく「呼ばない方への説明」をセットで考えることが、のちの人間関係のトラブルを防ぐポイントです。

家族葬の参列者の範囲の基本的な考え方

まずは故人が生前に望んでいたスタイルや、エンディングノート・遺言の有無を確認します。そのうえで、

①血縁の近さ ②生前の付き合いの深さ ③日頃の感謝を伝えたいかどうかを基準に、参列候補者をリスト化します。人数が多くなりすぎる場合は、通夜・告別式を家族葬とし、後日に「お別れ会」「偲ぶ会」を開く方法も検討できます。また、香典や供花を辞退するかどうかも、範囲決定と同時に決めておくと連絡がスムーズです。

親族友人近所関係への声かけの基準

親族友人近所関係への声かけの基準

親族・友人・近所への声かけは、下記のように整理すると判断しやすくなります。

区分 具体例 参列依頼の目安 連絡方法のポイント
近親者 配偶者・子・孫・父母・兄弟姉妹 原則として全員に参列を打診 電話や対面で事情と家族葬の趣旨を丁寧に説明
親族 伯叔父母・いとこなど 日頃の付き合いの濃さを基準に選別 案内文で家族葬であることと人数を絞る意向を明記
友人・知人 学生時代・趣味・サークル仲間 故人が特に親しくしていた人を中心に数名程度 「ご無理のない範囲で」と添えて負担をかけない
近所・町内会 班長・世話役・隣近所 町内会長など代表者のみ参列を依頼するケースが多い 回覧や掲示ではなく、個別連絡でプライバシーを配慮

「呼ばない親族や友人」が出る場合は、後日改めて挨拶やお礼の連絡を入れる前提で判断すると、心理的な負担を軽減できます。

故人の勤務先や取引先への家族葬の説明方法

故人や喪主が会社員の場合、勤務先への連絡は早めに行い、人事・総務担当者に家族葬の方針を共有します。その際は、

「葬儀は近親者のみの家族葬とし、ご会葬・ご香典・ご供花・ご供物の儀は固くご辞退申し上げます」など、参列や香典の可否をはっきり伝えます。取引先には、勤務先経由で訃報を一括連絡してもらう形が一般的です。どうしても一部の上司や同僚の参列をお願いしたい場合は、人数を限定し、受付や香典返しの準備も含めて葬儀社と事前に相談しておきます。

参列者の範囲をめぐるトラブル事例と防ぎ方

家族葬では、

「呼ばれなかった親族が後から知って不満を抱く」「会社関係者が案内のないまま大勢で会葬に訪れる」といったトラブルが起こりがちです。防ぐためには、

  • 案内文・訃報で「家族葬」であることと参列辞退の意向を明記する
  • SNSでの日程・会場の拡散を控え、個別連絡を徹底する
  • 参列をお願いしない人には、後日お礼状や挨拶まわりで事情を説明する

ことが重要です。特に高齢の親族や地縁の深い地域では、従来の一般葬のイメージが強く残っているため、「今回は故人の希望により家族葬にした」ことを繰り返し丁寧に伝えると、理解を得やすくなります。